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「川の字」っていいね! |
執筆者:土田 美枝子さんのプロフィールへ
家の近くにちっちゃな公園がある。
夕方何時ごろだろうか、品の良い年配の女性が
いつも犬を連れ、のんびり人待ち顔な様子に出会う。
何か言葉をもらいながら、隣りでお座りしたり
ベンチに掛けた彼女の膝に、頬を預けたりする姿は
少し後ろ足が不自由らしい。 もう老犬だ。
すると、
向こうから、初老の紳士が小走りに近付いて来た。
二人共、目が合うなりにこにこ犬に話しかける。
それから 思いきり頭を撫でてやるのだ。
安心したのか、二人は犬をはさんで歩き出した。
影が、川の字のままにゆっくり進んでいく。
家へ帰るのだろう。 小春日和に伸びたほんわか絵。
こんな家族っていいな。
二人に守られた犬のお尻が、なんとも誇らしく
幸せそうだった。


















