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古き男の独善的な妄想 |
執筆者:大野 悦男さんのプロフィールへ
4月29日(日)
夕刻当社50代中盤の男性会員さんが、一ヶ月ぶりに事務所にお相手選びに事務所におとずれたのです。
最近では事務所で喫煙するひとが減っているのですが、彼はいつも来るたびに沢山の煙を部屋中撒き散らして帰るのです。
当社では、事務所に寄った会員さんたちには、其の方の好みによって、珈琲かお茶を必ず出して居るのですが、其の彼は珈琲をいつも喜んで啜って帰るのです。
タバコと珈琲の相性も良いのでしょうか、彼にとっては両方の嗜好品が絶妙なくらいのハーモニーを生み出しているようです。
其の彼が、面白い持論を展開しているのです。
それは「自分はタバコはやめられないが、女性の喫煙だけはゆるせない」と妙な理論を展開させるのです。
これを知った多くの女性は、おそらく徹底的に彼に反駁するか、そっぽを向くに違いないと確信するのです。
私が聞いていても、理由が分からず、何か古き男の独善的な妄想を持ち続けているかのようです。
そんな彼が、この方にお会いしてみたいと、プロフィールのなかからお一人指名したので、先方支部へ電話をし、色々この男性について説明し、連絡したりしたのです。
閉店間際でしたが、先方支部より上手く彼とお会いでいきそうと再び連絡が入ったのです。
希望が高い彼にとっては、思いがけない吉報と相成ったわけです。
事務所をそろそろ引き上げようかとしているとき、何となく私と一杯いきたそうな素振りが見えたのです。
私のほうから「一寸一杯ひっかけて帰りましょうか」と言うと、待ってましたといったところで事務所を後にしたのです。
駅近くの居酒屋では、土曜日でもあり、ゴールデンウィーク間近ということでもあり、多くの客でにぎわっていたのです。
世間には酒に強い人が五万と居るのですが、彼もご他分に洩れず流石の酒豪ではありませんか。彼と酒の量を競うつもりも無く、適当なところで切り上げたつもりですが、明日はどうやら二日酔い気味になりそうです。
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